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愚痴を書くブログ

有象無象のものごと

この前「カラオケとドライブは何が楽しいのか全く理解できない」と言っている人がいて、僕はそのどちらもそこそこ楽しめるので「Wow...why?」と思ったのですが、詳しく聞いてみると、確かにその言い分も分からなくもないなと思いました。

理解できないものごとは個人個人にあると思います。「好み」は育った環境や、周りからの影響でなんとなく形作られていくものですが、「良さが理解できない」とは、たとえば「好み」を訴える人々へのアンチテーゼのニュアンスが含まれていたり、それが広く普及している世間へ背を向ける態度だったり、周囲からの勧めでやってみたけどイマイチしっくりこなかったっていう感覚のズレだったり、いずれにしても、なんだか「好み」に比べると一筋縄ではいかない重層的で複雑な問題っぽい。でもそれぞれ育った環境だって違うので、「大衆には受けがいいらしいけど私は理解できませんね~」っていうものごとが誰にだってあっておかしくないし、そういうズレが原因で「変わった人だ」とか「変な人」って言われる筋合いも無いと思います。

あと「気に入らないけどなんか理解できる」ものごともありますよね。「自分はそういうスタンスは受け付けないけど、好きな人は好きなんだろうなぁ~」って思うようなことです。

有象無象のものごとがあるなかで、自分にとって好きなのか、嫌いなのか、関心があるのかないのか、どうでもいいのか、そういう位置づけをジャンル分けするために以下のようなチャートを作成してみました。さまざまなものごとが、自分にとってどこに属するのかを考えてみてください。例えば最初に述べた「理解できない」ものごととは、下のチャートによると、この世にある「有象無象のものごと」の中でも「関心あり(そのことを考えるのにいくらか時間を費やしているという点では)」ではありますが、どちらかというと「気に入らない」ものごとであり、その中でも「良さが理解できない」ところにジャンル分けされるのだと考えます。

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ではここで私の「理解できない」ものごと5傑を発表したいと思います。

 

エナジードリンク

ちょっと前にすごい流行り出して、最近ではコンビニとかで普通に売ってますね。翼をさずけてくれるようなやつです。リポビタンDとかチオビタみたいな滋養強壮剤は元から存在しましたが、そういう薬品チックな色を消して「普通のドリンク」に近い立ち位置で買えるようになった感じ。でも僕は考え方が古風な人間なので、栄養は極力一日3度の食事から摂ろうって思うし、疲れてるんならところどころ休息は入れていく必要があると思うんです。ドリンクに頼らないと絞り出せないようなエネルギーを絞り出してまで頑張る必要を感じないし、なにか頑張って成果を出したいことがあるなら、まずそれに見合った食事と休息とを摂るべきなのでは?と日々感じています。200円かそこらで授けてもらえる翼の威力なんてたかが知れてるし、翼くらい自分で生やせよ。

 

・都会至上主義

都会に住んでいる者こそ至上で、田舎は見下される対象みたいな風潮あるじゃないですか。確かに都会の方がいろんなものが手に入るし、生活も便利だし、土地の値段も都市部の方が高いのは事実です。でもだからと言って、住んでいる場所の如何によって人間を値踏みしたり、都会に住んでいるというだけで、なにか自分に特殊な力が備わったかのような物言いをするのは実際理解できません。人間の価値とは住む場所で決まってしまうほど流動的なものなのでしょうか。逆に山間部ででっかい土地を構えて生活を営んでる人の方がたくましいし、希少価値という点では高い気がしますが。

 

・ブランド物至上主義

安くても使えりゃいいだろ。

 

ラーメン二郎に烏龍茶を持ってくる人

ラーメン二郎です。インスパイア系も含めて僕もよく食べに行くのですが、なかなかの脂っこさのため、慣れない頃は食べるのになかなか苦戦しました。何度も完食した今では、小のサイズなら気軽に食べきれるほどになりましたけれど。それで本題ですが、店に行くとよく見かけるのが黒烏龍茶などを片手に二郎を食べている人です。烏龍茶には脂肪を効率的に分解する効果があるので、脂っこい二郎と相性がいいのはわかるのですが、そもそも二郎を食べに来ている時点で脂肪を蓄えに来ているようなもので、烏龍茶を飲んだところで焼け石に水だと思うんです。1円安いガソリンスタンドに給油しに行くのにわざわざ遠出するのと似たものを感じる。あと、二郎を食べにきておいてそれでかつ健康になろうっていう魂胆がすごく気に入りません。ジャンクフードは不健康になるために食べるようなものだと思うので、両方を取ろうという考え方は都合がよすぎるし、諦めてほしいです。そもそも二郎の前に烏龍茶の自販機が置いてあるのが悪い。

 

・「(笑)」や「w」

前は僕も使っていました。でも別に自分、文章打ちながら笑ってないなって気付いたのでやめました。それを使うことで読み手に適切に感情を伝えることができるという考え方もあるかもしれませんが、(これは僕だけかもしれませんけど)愛想笑いみたいでこそばゆいし、それを使わなくても感情を伝えられるだけの文才とユーモアを身につける方がなんかカッコイイな~ってあるときから思い始めました。何も装飾してない“地の文章”だけど、よくよく読みこんでみると面白いみたいな。噛めば噛むほど味が出る的な。そういうのを目指したいなって思うんです。

 

 

ざっと考え尽くしたけど、これ以外は「好き」か「どうでもいい」か「好きじゃないけど、気持ちは分かる」なので、安心してください。何がどう安心なのか分からないけど。