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愚痴を書くブログ

イジメはよくない

対顧客でのお仕事を始めて1か月が過ぎました。客先に電話を掛けるのを任されたのでなんとなく適当な感じでやっていたら、電話口で激怒されて「○○○(社名)のバカ!もう買わない!」と言われた出来事を皮切りに「あいつに任せたらまずい」と僕はマークを受け、僕が電話をかけることになったら必ず上司からのチェックが入るようになりました。どういう事実を要点として伝えなければならないのか、要点として伝えなければならないことをどういう調子で話すのか、逆に禁句はなんなのか、おまえにはどういう話し方の癖があるからそこを是正してどういう風に話したらいいのか、等などを含めてこうこう喋れと毎度ご丁寧にご指導ご鞭撻戴いております。話すことのままならない幼い子供は、親が話している言葉を日々聴いているうちにその口調や言葉の選び方をコピーするように覚えていくそうです。「学ぶ」は「まねぶ」からきたそうです。僕はビジネストークに関してはまだ生後1か月の赤ん坊といっていい状態なので、「自分ならこう喋る」と上司が教えてくれることを一個一個口癖として、あるいは語彙として取り込んでいくやりかたはとても理にかなっているのかもしれません。

上司から3回説明されて僕がやっと理解できた(3回目聞く時に「なんで理解できないのか不思議だよ」と言われました)ことを、全く同じことをパートの人に僕が説明したら一発で完璧に理解してくれました。僕の理解力に落ち度があったのか、はたまた……といったところですが、面白いと思って、パートの人が(上司の指示を受けた)僕の指示で作業を完全にやりきっている姿を帰りの地下鉄で何度も思い返していました。同じ人間だから上司といえど落ち度はあって当然だよねといって許す、もしくは自らへの教訓とするのか、あるいは、上司なんだからその管轄内ではすべて責任を負うべきで、部下が理解できないこともすべて上司の責任だというのか、そこで考え方はまず2つあると思います。そのどちらも考え方として正しいと思います。それよりも危険なのは、あの人(上司)が説明してるのだから、きっと理解できない部下が悪いだろうという考え方で、強いほうの味方をする、人によって対応を選ぶ、自分が正しいと自信を持って言える場面ではとことん強気、みたいなのはすべてイジメの根源になるみたいな考え方だなあと思いました。イジメはよくないというけれど、そもそも階級というものをつくって身分でもって傾斜をかけて、その上で正しいとか間違いとかを判断してたまに処刑したりしてきたみたいな長い人類の歴史を考えると、そういった精神を継承して現代につながるメインストリームといっていいのがイジメなのかもしれません。イジメにはならないけれど、イジメの原因になりうる(そこの根幹となる)価値観や考え方というのは本当にいたるところに転がってるし、ひいては多かれ少なかれDNAとして誰もが持っているものなのかもしれない。だから、安易な気持ちで「イジメはよくない!」と言っても聞こえは空虚だし、おまえの中にイジメのDNAはないのかと問い詰めたら絶対にないとは言い切れないと思う。でもイジメが問題になるのって中学生とかで多くの場合は精神的にまだ成熟しきってないから、いじめられる側が冷静になって、論理的にいじめる側の非に対してモノを言えるということもあんまり考えづらいので、やっぱりイジメはよくないですよ。まったく。

酒に酔いながら文章をかいたので校正などをしていないのでけっこう読みづらいかもしれないです。やたら逆接が多いのは僕の文章の癖で、直しようがあるけど直す気はあまりない(上司にも指摘された)。でもお願いなので、まあ、許してください。