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愚痴を書くブログ

神様のイタズラ

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神様のご加護を授かるために人は暴力に走ったり、場合によっては何日も拘束して殺そうとしたりその様子をインターネットにアップしたりすることもあるらしい。人の命を奪わなければ授かれないご加護なのかと驚くとともに、神様はもっとご加護を授ける基準を緩和すべきだと思う。ご加護贈与キャンペーンが施行されてほしい。神様のご加護に別に縋っていない身からすればまったく関係ない話だが。

神様たいしたことないエピソードは身近にもけっこうあって、たとえば団塊の世代というのは例外なく全員崇高なので、たとえば接客などをする際には特別に敬わなくてはならないらしい。生まれた時代によって自動的に人間の価値が決まるとは、倫理や道徳の教材で「人はすべて平等である」と習ったことは基本的に嘘だったようだ。僕らを生んだ神様も案外大した仕事をしていないのではないかとこういうときに思う。困ったときの解決策として最も健全なのは、社会のひずみをずらしてずらして、最終的にすべて神様の住むところまでシワ寄せをして「運が悪かった。神様のせいでした。神様が悪い」で片付けること。神様は親切で懐が広い人なので、人間によるあてつけの全てを受け入れてくれるであろう。だから宗教は崇高である。そうはいってもという無神論者を中心とした人々のための次善の策として、困ったことは「自分のせい」で片付けるというのがある。これはすべてのシワを自分のほうへ寄せて相手にシワがいかないようにすることで、社会とのあつれきを生まないというきわめて画期的な方策です。あきらめとも呼ぶ。ただし自分がシワまみれになって壊れるリスクがあるので最善の策とはなれなかったものの、この方法を採用している御方も多いと聞いています。この方法を採用して壊れる御方も多いと聞いています。神様はこういう不具合をなくして住みよい世の中にしてほしい。