エネルギーを節約する

今よりも若い時に比べると、わたしは楽に生きたいと思う気持ちが圧倒的に増長してきました。他人の視線を気にして一般に好まれるような行動につとめることは疲れることです。世間一般から見た感触が良いことを世渡り上手だとか社交性というらしいが、それが何だというのか。多くの人に好まれることがそこまで立派なこととも思えない。誰かにとって肌触りのいい人間になるのはビジネスとシーツの上だけでよい。そして内心ストレスを抱えながらも「今日は最高に楽しかった」と振り返るような大人になりたくない。楽しいの安売りをしない。楽しいという言葉は本当に楽しいときだけ出てくればよいし、楽しい人間であるのは好きな人の前だけでよい。楽しい身の振り方だけをできるだけ選択していきたい。

地下資源とかは省エネするのがいまどきのトレンドですが、心のエネルギーを省エネする向きはあんまりなさそう。だけどたぶん重要なことだと思います。出し惜しみではなく、無駄遣いをやめるってことです。心が一番疲れる。だから必要ない時は心を消しておく。その代わり必要な時になれば、必要な分だけ激しく心を動かす。そこへふんだんに燃料を注ぎ込む。激しく燃やす。

常に楽しく笑顔で、なんてのは、たぶんムリなのです。楽しくないことをやってるから、その償いとして給料をもらって生活をしているので。

何にも媚びず期待しない生き方は省エネだし、最高にラクで楽しいと思うので、遅くなりましたがこれを一応の2015年の抱負とします。この日記もエネルギー節約のために普段よりかなりコンパクトにまとめています。