beautiful and wonderful

愚痴を書くブログ

本能

風邪をひいた。おそらくおととしの年末ぶりぐらい。

幸いにして高熱にさいなまれることはなく、喉にきて鼻にきて最後に咳がくるいつものパターンで済んだ。仕事にもマスク着用で行った。鼻をかみかみ、やや大変だったが、なんとか土日の仕事をこなした。残業までして。

風邪をひいた時に限って人との接点が欲しくなるのは本能的なものなのだろうか。介抱してほしいとか、心配してほしいとかそういった問題ではなく、なんか人と話をしたくなっちゃう。いつぞやのヒット曲で歌われていた「風邪をひいたりすると気付くんだ、僕には身体があるってこと」的なやつで、人と話すのがためらわれる状況だからこそ人と話したい欲求に駆られるのだろうか。とにかく、風邪なのでさすがにお酒は控えているが、食事ぐらいはしたい。でも風邪がうつると困るし、自分から誘うのは申し訳ない。誘われたとしても「風邪がうつるといけないから…」と遠慮してしまうだろう。仮に相手が気にしなかったとしてもだ。自分が病気の時は、そういった会合からは自ら遠ざかるのがあるべき振る舞いだと思う。

それにしても誰かを誘いたい。焼肉に。治ったら会いたい人をどんどん誘おうと思っているが、治ったら、この人恋しさおっくうさが上回ってしまって、結局誰も誘わず終わってしまう気もする。まあその辺はその時の気分で。

それはそうと。酒を飲みつつ誰かと話をするのが好きだ。酒が無くてもいい。高校1年生の頃、部活の無い日に放課後の教室で駄弁っているのが好きだった。なんの実にもならないようなくだらないことをダラダラ話すのが好きだった。その流れがここまで来ているのかどうか知らないが、とにかく駄弁りたいのだ。大学の頃は「たくさんの人と話して!考え方を交流するのが!自分の考えの幅を拡げてくれる!」と強く信じていた記憶もあるが、最近はそんなのはとって付けただけの適当な動機にすぎないと思った。そう思う理由は2つあって、1つは酒を飲んだ後、相手が何をしゃべっていたかほとんど覚えていないこと。もちろんたまにふっと印象に残るフレーズが飛び出たりもするけれど。もう1つは、自分がのコミュ力が至らないばかりに、幅広いジャンルの相手から十分に引き出せないのを痛感していること。だから、自分の幅を拡げるためにという目的を考えると、飲み代の4,000円を費やすだけの価値が得られているかと問われれば、いつもそうだと肯定はできない。その額はただ単に、駄弁りたい欲求を満たす、もしくは、こんな人と駄弁ったという事実を得るためにのみ費やされているような気がする。そこに理屈はない。

もともとオクテなので自分からあまり誘ったりせず、しかし誘われたら嬉しくてホイホイついていく体質。でも大学のころから「そんなのはもったいない」と思ったので、自分から企画したり誘ったりすることも増えてきた。もちろん誘って怪我することもあるが、怪我を恐れていては大ジャンプはできないものである(このフレーズは間違いなくソチ五輪の影響)。これからもアグレッシブな姿勢で、人と駄弁ることを楽しみたいと思う。

 

追伸

みんなに心配されたいので、僕も耳が聞こえないふりをしようかなぁ。ちなみにこのブログにゴーストライターはいません。