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愚痴を書くブログ

権力の犬

下っ端の僕が「これこれこういう風にしたいので、こういうことをしていいですか」と交渉すると「ちょっと無理」と言った人に対し、仕事のできるちょっとこわい人が「これ無理なの?」って詰め寄ると「…できるようにします!」と手のひらを返した。

なんていう話はどこに行ったってありうるだろうし、別に僕の要望が僕発信だからという理由で却下されたことにショックを受けているというわけではない。そもそも、もはや、全ての人が全ての人に対して平等な態度で接してくれることなど期待はしていない。

ただ、せめて自分はそういう「くだらない基準」で自身のとる態度を選びたくないし、自分がちょっと高圧的になって、部下という犬を飼いならす人間でもありたくないと切実に感じている。

だから後輩指導で威圧的になったことなど滅多にない。むしろ年下にこそ友達感覚で接することを心がけている。確かに「なめられる」という響きは嫌だが、何も虚勢を張らなくとも、例えばの話、何らかの手段で圧倒的な「人間性」を感じさせることができれば、できた人間からなめられるようなこともないだろう。上の人間が虚勢を張れば張るほど、それに適応して成長を遂げる「権力の犬」を生むことになると思うのだ。